ネット小説が原作です。
その後、紙媒体で出て、そっちを買って読み、
今回は、大好きな作家さんが漫画化してくださいました!
感涙。
ネット小説って、場面やセリフの切り取りの上手下手で
漫画化版の質が、とっても変わります。
松基羊さんは、もとから上手な漫画家さんで
今回の漫画化の時も、その才能がいかんなく発揮されて
とっても上質にできてます。
熱烈おすすめ!(^^)
愛を与える獣達(上) (ビーボーイコミックスデラックス) [ 松基羊 ]
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1~3話+ある夜の兎の悩み事+描きおろし漫画
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異世界召喚ものです。
こちらで、クローゼットゲイ生活してた
中年の外科医さんが
ある日、突然異世界の森に放り出されて
そのからだは人間の少年でした。
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こちらでは、ちからある獣人が多くて、人間は庇護なないと奴隷。
チカさんも、すぐに性奴隷にされて、劣悪な状態で
なんとか生き延びてました
ある日、キャタルトンでひん死だったチカを、ゲイルという熊族が買ってくれました。
小柄なチカを、10歳くらいの子供と判断して、家に連れ帰り
同居人のダグラス(獅子族)と一緒に、治療して、助けてくれます。
基本、人間を奴隷にするのは、法律で禁止されている国が多いのですが
キャタルトンでは、合法なのね。
チカは人気の外観だから、自殺防止とか会話防止とか、たくさんの術がかけられていて
それを、ゲイル&ダグラスは解除してくれます。
こちらの世界で始めて庇護されて、お風呂にも入れて、ほっこりするチカ
で、彼の骨折を直す時の色々で
チカはゲイルの番だとわかります。
ダグラスの番でもありました。
こっちの世界では、子供が産めるアニムスに、相手のアニマが複数というのは
ありがちだそうです。
そしてチカには、大量の魔力があって
外科という仕事がら、骨格とかの知識もあるので
魔力で体をヒールする能力がずばぬけている、ってわかります。
至上の癒し手、という力なのね。
それを知ったチカは
冒険者をしていた時に、切断されたダグラスの片腕と
走れなくなったゲイルの片足を、魔力を注ぎまくって、完全復活させます。
で、魔力の使いすぎで昏倒。
ゲイルとダグラスは、そんなつもりで助けたんじゃない、っていいながらも
それがチカの望みだし
命に別状がないから、と、感謝とともに受け入れます。
ただ、これだけの力を持つチカを守るために
ゲイル&ダグラスは、母国への帰還を急ぎます
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おまけは、小説で、ミンツ視点のお話。
ミンツも孤児で、運よく善い人に助けられたけど
場合によっては、チカのような運命だったかもしれない、
自分じゃなくて良かった、って
ちらりと思ってしまったことへの罪悪感とか色々を
自分の番に吐露するお話です。
奴隷制度、って最悪ですよね・・。

[著]松基羊 : 茶柱一号(DeNIMO刊)

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