なにこれ!
ものすごい
すばらしい
こういうのがネット小説からデビューする時代なんだな~
ネットの方は、紙媒体発売が決まってから
全部引き上げられてしまったので
紙媒体が出ないと、読めない!
ボリューム的には、全3巻になるようで(ネットでは完結してる)
あと二冊!
1冊目が売れないと、次巻が出ない、ってことですが
皆さま、是非買ってください
私は買いました!
次巻、読みたい!
傭兵の男が女神と呼ばれる世界 | 推しBL探ブロ (veteranmama.com)
おすすめBL小説レビュー | 推しBL探ブロ (veteranmama.com)
☆
ネット小説だと、小見出しがあるものが多いですが
本作はないの
だから、ネタバレしておかないと覚えられない
☆
尾上雄一郎は傭兵で
仲間が手りゅう弾に覆いかぶさってくれて、助けてくれた?あと
異世界に飛ばされます
目覚めた時にも砲弾の音がしたから
戦場の延長だと思ってたんですが
傍にいるのがもんのすごいイケメン
テメレアとノア王子でした
で、このテメレアが、雄一郎のことを「女神」と呼びます
女でもないし、女神=美女、って認識だと
38歳のおっさん傭兵が、なぜ女神と呼ばれるか、わかんない雄一郎ですが
そこは傭兵
とりあえず、砲弾の音のする場所から、生きて離脱、ってことを選択します
☆
雄一郎は、こっちの世界に召喚された「女神」で
正しき王と国を平定し、王の子を産む。のがお決まりだと
傭兵だから、軍事顧問として雇われるのはやぶさかではないけど
おっさんである俺が自称15歳、見た目は12~3歳の王子の子供を産むんかい?!
と、受け入れられない雄一郎です
ですがこの世界
前にも何度か、異世界から女神が降臨しているらしく
黒髪の男性は初めてだけど、いろんな女性が降臨して
まぁ、いきなり異世界きて、国の平定手伝って、子供生め、って言われて
錯乱する人も多々いたらしく
そんな女神を支えるのが「仕えささげる者」で、今回はテメレアなのね
☆
宝珠が正しき王を選び、仕えささげる者を選び、混沌の王国をたいらかにするらしく
その宝珠とは、小さい龍でした
イズラエル
ベタな大阪弁をしゃべる奴でした
神が選んだことに異議申し立てするな、ってことで
雄一郎は、とりあえず、国を平定して子供を産めば
元の世界に戻してくれるんだな、ってことで
受け入れます
・・受け入れるんだよね
ここの割り切り方が、すごいんだわ・・
☆
雄一郎は、元の世界にどうしても戻りたい
さらに、傭兵であるから、金を出してほしいってことで
こっちの世界の金銀財宝を、帰国の時に持ち帰ることを約束させ
耐えられないことなんてない、って過去からの人生哲学で
ノンケでありながら、男に抱かれることも許容します
☆
テメレアは、ささげる者、に選ばれて本当に嫌だったのに
雄一郎を見たら、恋い焦がれてしまうし
ノア王子も、おっさんが女神なんて嘘だ、っていいながら
雄一郎の側にいたがるし
テメレアとノアは、同じ母を持つ異父兄弟で
そんな二人に、いろいろされちゃう雄一郎です
☆
という、BL小説として王道の合体描写がすてきなだけでなく
傭兵の雄一郎の、兵を率いる姿が、めちゃかっこいい!
☆
ノアは三番目の王子で、上に二人いて
弟が即位するってのが気に入らなくて、内乱状態になっているのね
その内乱の時に
臨月の妻と家族を、実の兄の裏切りで殺されたのがゴート
へら、ってしていて、女神である雄一郎にも、普通に接しますが
心の病み&闇は深い
雄一郎も、前の世界で妻と子供を亡くしているので
そんなゴートに共感もしちゃう
☆
こっちの世界では、雄一郎のような黒髪って、ほんとに魅力的らしく
顔を伏せられるか、うっとりみられるか、がほとんど。
で、前の女神さまの中には、横恋慕されて襲われて、
身ごもったこともあったらしい
雄一郎は、男に手籠めにされるつもりはないけど
テメレアに、気を付けてください、って忠告されます
☆
平定のため、国家内の様子見のために
雄一郎は5つのグループの斥候を出しますが
その一つが戻らない
前から、隣国ゴダールに武器の横流しをしてる?
って疑惑の都市・アムアビイです
王都にノア王子を残して、アム・アビイへ出かける雄一郎です
人員最少、帰還時間は二日後、マルコス小隊の捜索及び、アムアビイの裏切りの証拠があったら、すみやかにウェルダム卿を排除すること
☆
テメレアが、ウェルダム卿が自分の顔にご執心だから餌になる、って
同行を申し出ます。
ノアも申し出ますが、さすがに断る雄一郎です
ですが、ノアはけなげな子で、まだ幼い容姿でもあり
涙ぐまれると、父性愛みたいなのが芽生える雄一郎です
☆
潜入作戦の合間に、状況が説明されていきます
神様を信じる信仰深い人たちは、神の選んだノア王子に従いたい
でも、しがらみと欲望で兄貴たちに乗りたい貴族も多い
その中で、キーランド総大将は、ノア派閥
王都には、敵か味方かわからない貴族が大量にいて、いつ裏切るかわからない
兄サイドの貴族は、各領地にいて、兄たちもそっちにいて
隣国ゴダールといつ手を結ぶかわからない
雄一郎は、王都に戻ったら、裏切り者のあぶりだしを最初にするって
この時に、ゴートの妻子が殺されたことを聞くのね
☆
テメレアの潜入や、他の人たちも優秀で
ウェルダム卿の部屋にすんなり潜入、裏帳簿も見つけ
嘘つくウェルダム卿を平然と拷問する雄一郎です
エドアルド第一王子と、隣国ゴダールに、名産である武器を横流しするのは
力のない王があてにならないからだ、ってウェルダム卿。
で、すきをついて雄一郎たちのもとから走り去るウェルダム卿
雄一郎たちの潜入をわめくから、雄一郎たちは、証拠も証言も獲れたから撤退、って
☆
けっこう無茶な撤退でしたが
副官のゴートが優秀で、配下たちの動きもよく
囚われていた、と思われていたマルコスも無事でした
味方になったのは、ウェルダム卿の第一夫人(男)のジゼル
彼の別宅で、体をやすめる雄一郎です
☆
武器作りの街で、雄一郎は、自分の世界から持ち込んだ連発ライフルをつくれ、
と命じます
戦争が変わる武器です。それでも女神様となら、って熱をもつ技師
すごい・・
☆
そこへ、王都が襲われた、って知らせが届きます
戦わない選択はない
ゴートも、すでに辺境の兵を動かすように命じていて
このアムアビイの兵、ジゼルの私兵、火薬のありったけをもって
雄一郎は王都へと引き返します
☆
辺境からの兵はあと2時間かかる
夜明けまでになんとかする、ってことで
後続兵には、倍の松明持たせて、兵を広げて待機、と命じます
テメレアは、あくまでついて来ようとするので
雄一郎が嫌味をいい、傷つけようとします
人を傷つけて、自分の痛みを思い出すような、自虐趣味のとこがあるからね
雄一郎は
☆
敵兵の服をゲットして、内部潜入組と
外にありったけの火薬をしかける二手に分かれ
裏切り者どもを焼き払え、と命じる雄一郎
かっこいい!
☆
ロンドは小心者で、囮の本陣から離れて陣を張る、って
テメレアのアドバイスはど真ん中で、その天幕には、ロンド王子と
ニコライがいました
で、ロンドを殺そうとしたら、ノアが囚われて到着
自分が見つかるまで、人を殺すって言われて
出てきちゃったのね
膠着状態のとこに、宝珠であるイズラエルが登場
巨大化して、周りを守ってくれまして
でも、大きな動きがあったので、ゴートが火薬を使い始め
異世界に連れこまれて、イライラ頂点だった雄一郎は
イズラエルに王都の塀上へと自分を運ばせると
音声を拡大させて、一般兵へと投降をうながします
燃える戦場に、龍に守られた異世界からの黒髪「女神」が
声を通して投降を語る姿は絵巻物のようで
戦場から戦いは消えていきます
☆
ロンド王子と、ゴートの仇であるニコライは逃亡しました
軍内の裏切り者のガーデルマンはとらえたので
裏切り者の名前をしゃべらせてから、殺せ、って
☆
戦後の小さなインターバルの中
テメレアとノア王子が、異父兄弟ということとか
いろいろが語られます
☆
王都への進軍が気づかれなかったのは
アムイースという、特殊な領地から来たから
中立地帯なのね
そこは女性だけの種族の土地らしいので
テメレアと、イヴリースが選ばれて、斥候となります
☆
テメレアがいない間
ノア王子は雄一郎にべったりで
雄一郎も、女教師が子ども教えるような抱かれ方をしちゃうの
エロイ
で、王子が宝石を山ほどくれるので
雄一郎は、サクッと、もってきた軍用バックにそれをしまい込みます
帰らないで、っておっかけてくるノア王子に
お前のつくる国がみたいから、しばらくはいるよ、って
約束する雄一郎でした
☆
ってとこで1巻終了。
☆
番外編は、女神に乾杯
すでに、ツイッター編とか読んでるとわかりますが
ゴートは、雄一郎に惚れていきます
その最初の芽生えの話がこれね、
当人も、まだそれほど雄一郎に執着してる、って意識はなかったんですが
廻りの連中は、ゴートの執着癖を知っているので
諦めてくださいよ、とか忠告してますね(^^)
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これ、2巻、すぐに出してほしい!
2021年中に、2冊だして、完結して欲しい!
待ってます!!
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