きつねの嫁入り
って感じの、人外、神様がらみの
田舎の因習の中での純愛物語でした
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1~5話+ふゆがとけたら
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ある村に飢餓がおこり
そしたらお狐さまが助けてくれて
そのかわり、村のひとりを嫁にしました
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という昔話ののち
次代は下り、その後
狐の末裔の「稲荷家」の長男と
代々嫁となる「一尾家」の長男が、祭りの夜に婚姻をむすぶ
って形となりました
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18歳になったら、親から引き継ぐのね
その祭りの秘事で、村は平和が守られる、って
嘘っぽい、って時代の流れで感じる者もおおいけど
一尾家の彼方は、祭りの夜に、幼い時からずっと
狐に喰われる夢を見てました・・
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狐の末裔、とされる稲荷家の九朗は
祭りの前に、二人で逃げないか?って彼方へ
彼方は実はずっと九朗が好きだったから
そんなに俺と婚姻が嫌なんだ、って傷つきますな
でも、ほんとは九朗もずっと彼方が好きで
好きだからこそ、因習ではなく、ほんとに気持ちを重ねて
抱き合いたい、ってね
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うふ、不器用な二人が
やっと心を通わせるとこは良かったわ
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でもって、こんな稲荷家×一尾家の関係は
先代も、その先代の長男たちも同じで
彼方の父と、九朗の父も、実は恋しあう関係でしたのね
この二人のお話も読んでみたい・・
二人、思いあっても、次代を生むために結婚するのよ
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で、そんな秘事を研究したい、って大学研究所が来て
教授の息子はゲイ?なのか
彼方に「前から好きでした!」ってことに
当て馬君登場ですね!
田舎の、因習相手より、ちゃんと好きだっていってくれる
都会の男の方がいいのかも・・って
一度はあきらめかけた九朗ですが
彼方の中では九朗が一番で
まぁ、元さやですね
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書き下ろしは、大学進学のために田舎を出たら
九朗×彼方でアパート暮らしして
思うさまいちゃつけるね、って話です
春が待ち遠しい、ってね
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人外の狐がしゃべったり
ちょっと異世界風ではありますが
みんなピュアピュアで、良かったですよ
おすすめ
(^^)
[著]三ツ矢凡人
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