はなれがたいけもの(君に触れる)(8) 八十庭たづ 推しBL小説。私の感想レビュー備忘録。ユジュの救出。

推しBL小説。

大好きなシリーズです。黒い本、というシリアスな特集本と

ふあふわ、とかかわいい、とかのほっこりピンクの本、がありまして

8作目は黒い本でした。

全巻読んでます(^^)

はなれがたいけもの 君に触れる [ 八十庭 たづ ]

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はなれがたいけもの(君に触れる)(8) 目次

はなれがたいけもの(君に触れる)

金屏風と銀屏風

はなれがたいけもの(君に触れる)(8) ネタバレ注意

金狼族と人間の戦争があって

金狼族の王様の寝所に、刺客として贈られたディリヤですが

はじめての男のやさしさに触れて、殺せずに戻ります

まだ子供のようだったディリヤを刺客にしたことを

ツライと思ってくれた上司のおかげで、失敗しても殺されることなく

戦争は金狼族の勝利で終わるんですが

一夜の関係で、少年だったディリヤは身ごもります

金狼族のオスは、オスもはらませるチート種族なんでね。

金狼族の王様は死んだ、ってニュースがでて

ディリヤは、一人で子育てするんですが

アシュという息子が6歳になった頃に

ディリヤとアシュを、金狼族の王族が迎えにくる、ってのが

最初のお話。

金狼族は、人間より長命な分、子供の成育はちょっとゆっくりで

6歳のアシュは、幼稚園くらいの言動ですが

ディリヤがそれは大切に育てたので、とってもいい子です。

で、ディリヤを王妃にすることを反対するいろいろがあるので

ユドハは、王として即位せず、あくまでも王代理、と名乗るとか

いろいろありまして、やっと安定してきた世界で

アシュは就学の年齢になります。

こっからが、本作のお話で

ユドハも学んだ名門校に、お試しで入学するアシュですが

アシュは、いわゆる王子さまなので、金狼族の貴族の女の子とかが

親に言われて、一生懸命交友しようとします

わ~アシュが王子さましてる、というリディヤのコメントが面白かった

読者のつぶやき、まんま

で、その学校で、アシュは、人間と金狼族のハーフの、銀色の少年を見つけます

親類らしい男に殴られてるのを見て、はじめて見る暴力に硬直するアシュ

アシュのガードとか、リディヤが、すっと対応しますが

その子が気になるアシュは、その子を探して学園を走り回ります。

子供の虐待を、リディヤもユドハも許さないので王家の影やガード騎士を使って

いろいろ情報を集めた結果

一人で助ける、と頑張っていたアシュも、両親を頼る、ということを覚え

さぁ、ユドハが群れのオスとして動きます

こっからは、とってもかっこいいので、ぜひ本編を購入して読んでほしい

で、名前もつけてもらえず

アシュより2歳年上なのに、アシュより成長ができてない少年は

アシュが「ユジュ」と名前を付けて、ユドハの群れの子になります。

ユドハ、リディヤ、アシュ、双子とユジュ

6人の群れ、っていうのが、とっても素敵です

ユジュを引き取ったあと

大人のオスに殴られていたので、大きなオスが怖くて

ユドハを見ると硬直しちゃったり、甘噛みできず、噛みついたり

まぁ、いろいろ大変なユジュですが、群れの中で少しずつ

柔らかくなっていきます

ディリヤと同じ里の、赤い髪のイェヒテ。

ディリヤの殺人技とかいろいろを、リスペクトしていて

人見知りのディリヤにコミュぶつけるモサですが

ディリヤの父とのいざこざの時に、里を何度も往復して調べてくれて

ディリヤに「大事な幼馴染」とか言われ、アシュとかにもなじまれて

けっこう幸せです

この子のキャラが大好きです(^^)

今回も、王都にいるユドハと、リディヤの手紙を、さくっと往復して届けたりします

凄腕の「アスリフの傭兵」なのに、手紙送るだけっておかしいじゃん、とかいいながらも

リディヤのおいしいごはんとかもらって、ほくほく動くのね

放置されて育ったユジュは、狼として大事な毛づくろい、とか爪とぎができないのね

子供は大人に教えられてできるようになる

リディヤは器用だから、つがいのユドハは、彼の毛づくろい技術でピッカピカですが

アシュは、ユジュに毛づくろいしてもらいたがるけど、下手なの

ほっこりね

金屏風と銀屏風、のお話は

金色のアシュと、銀色のユジュが、成長したお話です

現在成長痛で、膝がいたいとひーひーいう17歳と19歳。

アシュが大事にする幼馴染たち新兵を

いじめる上官をやっつけて、立たされてますね

エドナ叔母様に、もっと上手にやって

やるからには、反抗できないように徹底的にって指導されてます

幼馴染たちは、リディヤのごはんが大好きで

アシュのとこに遊びに行きますが

そこには王様代行のユドハがいるから

ちょっと緊張ね

子供のころから、サルの子のように固まって毛づくろいしてた彼らが

縦に大きくなっても、あいかわらずつるんで毛づくろいするのをみて

親目線のユドハとリディヤが幸せそうなのが素敵な

中編でした。

はなれがたいけもの 君に触れる

posted with ヨメレバ

八十庭 たづ/佐々木 久美子 リブレ 2024年08月19日頃

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