推しBL小説。
大好きなシリーズです。既刊が10巻となり、大満足です。
特に今回は、黒い本ですが、ライコウとエドナの恋愛もので、とっても良かった!
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はなれがたいけもの(寄り添う愛を)(10) ネタバレ注意
金狼族の王族のユドハは
愛する人間のディリヤを正式な王配にできないから
あえて「王代理」のままでいます。
王様がいないので、実質王様なんですけどね
で、ディリヤは息子を三人も産んでるのに
いろいろ回りからの軋轢があったんですが
彼なりに頑張っているうちに、味方がどんどん増えてます
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エドナは、先代の王の三人の子の一人で
兄、エドナ、ユドハ、の順番でしたが
先代の生母ってのが、権力意欲半端なく
政略結婚させられたんですが
その相手が、とってもいい人で
白の結婚で、見守ってくれてました
ばあさまを蹴散らし、今はユドハが権力を握ってますが
ユドハだけでは足りない王政を、エドナも担ってます。
でもって、ユドナとディリヤの子供たちを、自分の子のようにも愛してます
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今回、エドナが視察先で失踪いたしまして
王であるユドハが動くことができず
でも、愛する姉を心配して笑顔もなく
そんな愛する男のために、ディリヤが動きます
子供たちには、いつものお出かけ、ってことにしてね
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失踪先が、隣国だったりして
潜入も難しいですが、ディリヤの実績から
諜報部とかが親身に動いてくれました
ディリヤの補助は、ライコウで
彼はエドナより5歳年上で、エドナを昔から「姫様」と呼ぶただ一人の人です
お互い、王族と護衛、ってことで踏み外してなかったんですが
今回エドナが失踪したので、ライコウの我慢のふたが外れかけてます
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金狼族は遠吠えをするんですが
高い塔に閉じ込められたエドナが、風向きが変わると遠吠えして
それをライコウが聞きつけて遠吠えを返し
それぞれが必死に近づいていくシーンが泣けた
でもって、エドナはかっこいい王女様なので
アッシュやディリヤに「護身のために持っていて」って言われていた暗器を取り出し
爪を下りながらも、足かせの金具を外していて
敵が閉じ込めた部屋に入り、エドナを移動させようとした瞬間に
窓から飛び降ります
足かせはギリで壊れて外れ、結果エドナは塔から落ちますが
下でライコウが抱き留めます
金狼族のトップクラスの身体能力はハンパないので
でも、二人だけで逃げ切るのがむずかしい
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ディリヤは別行動をとり
散会している敵を個別撃破していきますが
なかなか二人が来ないので迎えに行きます
追い詰められていた二人と合流しますが
雪崩に巻き込まれ、ライコウが体をはって二人を守り
で、敵の剣を自分の腕一本切り離されて防ぎ
そのスキに、ディリヤは敵をつぶして、二人を逃がします
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ライコウとエドナは、迎えにきたユドハと合流
ライコウはひん死だし、エドナもボロボロだけど
ディリヤを助けて、ってユドハへ
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さて、ディリヤは隣国に押し入った、って形で裁判となり
裁判の間もろくな食事も与えられませんが
裁判には、しっかりユドハが登場し
さらに、今までディリヤが恩を売り、かかわりを持った
ゴーネのエレギアと、リルニックのシルーシュが登場
二つの国の重鎮がディリヤのために動いたので
無事に茶番の裁判は撃破できました
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今回の策略の黒幕は、国際社会に名高いキネレスでした
でもって、銀の彼は、ユジュの父でした。
キネレスは逃げのけました。また登場しそうです
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ライコウの看病はエドナがして
で、ライコウはついにエドナに告白しまして
二人はラブラブです
婿入りできる身分のライコウですが
ちょっと恋人気分を味わいたい、ってことで
結婚はちょっと待つようです。
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ディリヤは、腕を失ったライコウのために
一級品の義肢を求め、父親のとこへ
父の隠遁術も見抜いてきた息子に、父はとっても不機嫌だし
義肢作れ、って言われて文句たれたれですが
とうさん、とか呼ぶし、頭下げるし
ディリヤをかばって腕が落ちたっていうから
しっかり作ってやりました
この、おやじさまのツンデレも、このシリーズの魅力です
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って感じで読了
面白かったな~
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posted with ヨメレバ
八十庭 たづ/佐々木 久美子 リブレ 2025年07月18日頃
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