毒を喰らわば皿まで(1) 十河(とがわ) 推しBL小説の感想レビュー備忘録。なろう小説の「婚約破棄」ものでパパが主役のBL。最高!

推しBL小説。大好きなシリーズです。

このブログを書くために、筋立てをチェックしようとして

結局、がっつり読破して(2)である「その林檎は齧るな」編まで読んじゃったわ。

現在、ネットの方では(3)が連載されてます。

書籍化されるのが楽しみです!!!!

ネタバレ注意

毒を喰らわば皿まで [ 十河 ]

毒を喰らわば皿まで | 推しBL探ブロ (veteranmama.com)

推しBL小説レビュー | 推しBL探ブロ (veteranmama.com)

読者賞をゲットしての出版化ですが

ものすごく書き慣れてる作者さんだと思う。

婚約破棄された場面で、ゲームの世界じゃん、って気づく「悪役令嬢」ものは多々ありますが

こちらは、悪役令嬢役のパパが。、転生者。

でもって、このおっさん、なかなかの悪党ですが

なんだ、ゲームじゃん。かわいい娘になんばしよっと、って感じで

ガンガン復讐を遂げていきます。

一番のターゲットは、かわいい娘を泣かした「王太子に現れた平民の女=ナーシャ」であります。

まぁ、本作では、このナーシャの親族が地獄めぐりしますね・・。

筋に戻ると

ゲームの世界だ、って気づいて

ゲームしていた頃から、婚約破棄される「ジュリエッタ」に同情していたアントリウム(元日本男児)は

娘のバッドエンドと、自分のバッドエンドを回避するための動き出します。

まず、この世界のチートの源である

龍のとこに赴き、会話を成立させ

龍が求めるのは暇つぶし、ってことで

これからの混沌エンターテインメントをお楽しみください、って

で、これとこれを書き換えてね

と、偽造変更の不可能な文書を色々改ざんし

それをつかって、悪徳宰相が

本当は、王家を裏から支えるために、汚れ役をやってる清廉潔白な男

に豹変(中身は悪党?ですが、周りの評価が変化する)するわけです。

娘のジュリエッタも、パパ・アンドリウムの共犯者となりまして

いろいろ口裏を合わせます。

もう一人、龍を祀る神官長のマラキアを抱き込んで

三人で、オセロの逆転のごとく

周りの評価を書き換えていくわけです。

この展開がほんとに見事で

何度読んでも面白い!

ゲームの流れを知ってるから、ではありますが

アントリウムは、基本、こっちの世界でも頭の切れる男で

そいつが、本気で動くから、たいていの奴は歯が立たない。

ただ、アントリウムが一番警戒してるのが

アントリウムに愛する娘(元婚約者)を奪われた、って恨んでいる騎士団長のヨルガなのね

こいつを手ごまにするために

アントリウムは、短命だけど、死ぬまで20代前半の美貌を保つ、っていう自分の体をエサにします。

ここらも、本作を読むと、ああ、なるほど、ってわかるので

BL突入も無理がない。

で、突入してからは、このヨルガが所有欲丸出しのイケオジ(ほぼ40歳)なもんだから、美しいアントリウムを溺愛するのね

すごいぞ~

ってことで、亡き妻が生んだ長男・シグルドは、ヨルガとの不義の息子で

後妻の産んだジュリエッタと血縁がないので相思相愛になります。

ここの純愛もかわいかったし

婚約者を奪われて失意だったヨルガを慰めた妻と

彼女が残した息子のリュトラは、神官長のマラキアにハマります。

宰相としては、ちゃんと国を動かしていたアントリウムに

次代の宰相に指名されたモリノは、アントリウムに覚悟をモテ、って言われて

敵ボスだと思っていたアントリウムに、なつくように師事しちゃうようになるの。

そんなこんなの中

贄姫にされたジュリエッタは、無事に贄から解放され

逆に、自由になった龍が「ジュリエッタがいるならこの国にとどまろう」って言ったことで、聖おとめ状態になるのね。

生還できたら結婚して、って約束していたシグルド×ジュリエッタは結婚

王の隣には、ナーシャが立ったけれど

勉強嫌いの頑張るだけの平民娘は、いろいろな策略の中、実の姉たちに陥れられて、けものの子を産み、狂乱して、田舎の城にひっこみます。

あと、王様の叔父さんてのが、いろいろ画策して自爆した結果

王様の賢い従妹が、王妃のポジについたり

まぁ、盛りだくさんです!!

もう、絶対読んでくださいませ。

読後、これで終わるのは残念だな~ってネットを覗いたら

その林檎は、が連載されてて

その林檎が、書籍化されたあと、またネットを覗いたら

現在、箱詰めの人魚、編が連載されてます。

まだまだ当分楽しめますね!!

おススメ。

毒を喰らわば皿までposted with ヨメレバ十河 アルファポリス 2020年12月17日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

読んで下さって、ありがとうございます(^0^)

この記事が、読みたい本のヒントになるとうれしいです

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私のつたないネタバレでは魅力は伝えきれないので

是非、購入して読んでくださいませね!

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