英国伯爵と下宿人の密事(2) 今市子 推しBL。私の感想レビュー備忘録。二つの事件と戦争のその後

推しBL。

原作つきマンガで、原作者は四谷シモーヌさん

名作家さんです。で、推理ものみたいになってます。

本作の二つの事件の謎解き話が

英国伯爵と下宿人の密事2 (enigma comics) [ 今 市子 ]

英国伯爵と下宿人の密事(2) 目次

学者は幸福な夢を見る1~4

王室調査員の密かな逸脱1~5

また逢う日まで

英国伯爵と下宿人の密事(2) ネタバレ注意

アイルランドのモートン伯爵は、日本語をつかえるロンドン大学の生徒の下宿屋をやってます

一郎は、日本からロンドン大学へ留学してきてますが

お金を浪費して、娼館に出入りするポンコツでした

ですが、伯爵であるアルと一緒に、巻き込まれた事件とか解決しつつ

今回は、なんとか卒業できそうです

伯爵家のアイルランドのウィスキー工場が軌道にのって

ハウス(下宿)に執事とコックがくることになりました

時代はエドワード7世の時代です。

新国王になったばかりね

で、コックの少女はドイツ娘のティルダ

と思ったら、アイルランドからトムっていう男性コックがきて

ティルダは留学生でした。

下宿内では日本語がメインでしたが、ティルダのためにしばらく禁止

女子の留学生はめずらしいので、下宿先輩のデボラは、ティルダを連れまわそうとしますが

結局、ロンドン散歩の相手は一郎に。

でも彼女は、一郎をまいてどこかに行くのね

で、ロンドンで連続死が。

即位したエドワード7世は、遊び好きな陽気なおっちゃんで

アルバートと一郎と面識があることから、再び事件解決を依頼してきます

相手が王様で断れない二人

で、連続死の現場が、ティルダが一郎を撒いた場所に近いって事実があり

でも、真犯人は執事として現れた男の方で

ディルダは、家族をドイツに残して、三人を追い詰めて自殺する、って囮で

留学させられてました。

事件解決の褒美に、ティルダの無罪を頼むアル

でも、巻き込まれても当事者だったから、イギリスにはおいておけず

ドイツに帰還させると殺されそうなので、フランスに留学させることになりました。

一郎君が、めでたく進級できまして、日本からの仕送りもOKとなりましたので

久しぶりに娼館へと向かいます

そしたら、一郎が愛していた有名娼館では、連続殺人がおきて閑古鳥でした

どころか、先月店を閉めたんだって

1年前にエレクトラがなくなり

半年後にはカスリーン

三か月前にはシャマシーナ

同じ日に、ジェーンと

4人の死が続いたらしい

連続猟奇殺人でしたが、新聞沙汰にならなかったのは

客筋にその道の大物がいたからで

内々に調べてくれたけど、犯人はいまだ見つからず

娼館のマダムに、犯人を見つけて、って頼まれる一郎です

まぁ、アルは、君がクビを突っ込む話ではない、と言いますが

王様から直々に依頼が来ちゃいました

はは

余の直属の王室調査員、なんて呼ばれちゃった一郎とアルです

3年のアルとの生活で

一郎はアルの男色的魅力を感じてるし

どうもアルもそうらしい

殺された娘たちの過去をたどり、知り合いにあうなかで

クレイグ博士、という男性が浮かびます

貴族の愛妾の娘ってことで娼館に売られていた彼女と

彼女を愛した博士が

妊娠した娼婦が中絶失敗で失血死したのを隠すために猟奇殺人を偽装

隠ぺいを助けたけど、いろいろで自殺しちゃった娘を絞殺死体に偽装

と二件が続きます

堕胎も自殺も、お葬式あげてもらえないからね

などなど、アーサーが自殺して、すべて終わるはずでしたね

娼館で死んだことにした、愛妾の娘は、サナトリウムで静かに死ねましたしね

って感じで二件の事件が解決して

いよいよ一郎が卒業して日本に戻る寸前に

一郎がアルに口づけして、二人は気持ちを重ねますが

そこまででしたね

日露戦争、第一次世界大戦までは日英同盟がありましたが

第二次世界大戦で英国と離反した日本。

戦後、アルの下宿先にいた元学生たちが日本の一郎のとこへ

アルも、一郎もすでに亡くなっていて

アルのひ孫はいますが、一郎は結婚しなかったそうです

って感じで読了

面白かったな(^^)

英国伯爵と下宿人の密事2

posted with ヨメレバ

今 市子/四谷シモーヌ オークラ出版 2025年05月28日

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