はなれがたいけもの(心を許す)(3)八十庭たづ 推しBL小説の感想レビュー備忘録。リルニックに潜入。

推しBL小説。大好きなシリーズです。

1巻では、ウルカ国とゴーネ帝国の戦争で出会い

2巻では、帝国の策謀でディリヤがさらわれて、でやり返し

3巻では、商都リルニックの後継問題を解決して、友好関係へ、と

ラブラブ夫婦物語に、アシュは小公子みたいにいい子で

それに各国の政治問題をからませて、アクションシーンも多々あって

ほんとに、すばらしいシリーズです。

1年に一冊か~。

2冊出るとうれしいんだけどね~。

ネタバレ注意

はなれがたいけもの 心を許す [ 八十庭たづ ]

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あばくひと

はなれがたいけもの、心を許す

お世話好きのごはん

三人でちょっとずつ

あばくひと、は

ゴーネ帝国に拉致られたことが、トラウマになったディリヤを

ユドハが愛でつつむ話です

ユドハにだけ、隠しているものも暴かれてしまう、って

ディリヤがいう話です

それが気持ちいいい、ってラブい話です。

ユドハの恩師のコウランが、長命なこともあり

先がない、って知らせがユドハの元へ来ます

コウランは、ユドハの王、先代の王にも重用された人で

だからユドハの教育係だったのね

ということで、ユドハは家族をつれてコウランのとこへ

そこには、ディリヤを「狼狩り」って叫んで、切りかかった青年・キラムもいました。

そして、商都リルニックから、そこの宰相に命を狙われている

実娘のキリーシャナト(キリーシャ)もいました。

この娘は、生まれた時に出産で妻が死んだことから、実父に憎まれていて

でも、兄貴が4人いて、みんなにはかわいがられてたのね

そして三番目の兄は、キリーシャを庇って、目の前で狼人に食い殺されてるから

金狼族だらけのウルカで暮らすのは、苦痛でしかない。

アシュは、人に嫌われたことがないので

キリーシャに嫌われてびっくり。でも、お友達になろうと頑張ります。

キリーシャも、小さい子にあたるのはまずい、とは思っていても

狼は嫌いなの。

ディリヤは、昔なら、わがまま娘は放置ですが、ちょっとは話を聞こうって思ってて

コウラン爺様からも、いろいろ教えてもらって

人間のやさしさを、すごく吸収していきます。

ディリヤは、結婚をあまり祝福されてないので

コウランが本当に喜んでくれて、子供たちを孫のようにかわいがってくれるから

うれしいのね

で、ディリヤにも、コウランは、いろいろ息抜きふくめて、教えてくれます

神経張りつめていたキリーシャが、ついに泣きだすから

それにつられてアシュが泣いちゃって

でも、傍で一緒に泣いてくれるだけでも、慰められるってあるよね・・。

そんな時、キリーシャが母国に拉致られ

それを察知した、ユドハとディリヤが追います。

キリーシャの護衛のキラム、コウランも一緒に3人で拉致られ、船に載せられ

その船に、飛びついて、一人で潜入するディリヤです。

いってらっしゃい、って対応したアシュですが

お迎えにいく、って三匹が、あの手このてで城を出ようとするので

ユドハは、子供をつれて、商都リルニックへと向かいます

ディリヤは、船の中でキラムたちと連絡をとり

船を降りて、馬車に載せられたところで場所を奪取

三人を連れて貧民街へと潜みます

ユドハは、公的使節として商都にはいり

密かにディリヤたちを探索。

前に、牢にいたディリヤを探し当てるように

今度も、ユドハはディリヤのとこへ

で、今回はディリヤも自由な身なので

ユドハを見つけたら、自分から飛び降りて飛びつきます

この二人の再会のシーンは

どこを読んでも美しい・・

貧民街に潜んでいる間に

ディリヤがうなされて、それをコウランが見つけて

キラムもキリーシャも心配して

で、一人でお留守番ができないなら

仲間と一緒にお留守番すればいいんだよ、って

心を開いて、仲間と一緒に、って

ディリヤには、目からうろこの教えでしたね

キリーシャたちはユドハの保護下も戻り

二人目の兄・シルーシュに、それをディリヤが伝えに行くと

ディリヤの帝王切開のあとをみて

シルーシュは、言葉は荒いけど、優しくしてくれます

シルーシュの母が、キリーシャを帝王切開で産んで

大量出血で亡くなっているからね

キリーシャを拉致ったのは

4男でした

妹を現宰相の父に献上して、自分が次期宰相になろうとしたのね

これは、内乱ですから、ウルカとしては静観で

ぶじに収まりました

キリーシャは、アシュと仲直りできました。

なめようとするアシュに、人間の女性をなめてはだめってディリヤに教えられ

そしたらキリーシャが、アシュの毛づくろいをしてくれるっていうから

アシュ、とてもうれしそうです。

二人はとっても仲良くなって、ユドハが帰国の時には

泣きぬれてましたね

キラムは、キリーシャのもとに残り

コウランは、ウルカ国へと戻ります

で、商都リルニックは、今回のユドハとその連れ合いのディリアとの

友好の証として、いろいろ好条件をだしますが

そのすべては、キリーシャにディリヤがしてくれたことへの礼、ってことにして

金狼族の中での、ディリヤの権利、地位確立にひとやく買います

シルーシュは、けっこう本気でディリヤが欲しいらしく

キスとかしちゃうから

ユドハと決闘です

でも、ディリヤの心はユドハのものね(^^)

二人が商都で結婚式をあげたのが問題になりましたが

コウランは、ウルカ国でも高位の貴族なので

死にそうな私の願いを叶えただけなのに、何がわるい、って

文句をいう大臣たちを、一つずつつぶしていったみたい

かっこいい!

かくして、ディリヤには当たり前の手当(俸給)や地位がつきました

人間のディリアが、頑張って狼の巣づくりをしてユドハを受け入れるので

ユドハはデレデレです

ハピエンね。

で、コウラン爺様は、なんか元気になって

当分死なないみたいよ(^^)

なので、アシュの先生として、城で暮らすことになりました

お世話好きのごはん、は

ユドハがアシュにごはんを食べさせると

いろいろやりすぎちゃうって話

三人でちょっとずつ、は双子が生まれる前の話

アシュは、小鳥にぱんくずをあげるとことか

いいな~

ユドハも、こんな妻と子供がいたら

毎日元気に暮らせるよね~、って感じです

3巻も堪能しました

次はいつ出るんだろう

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[著]八十庭たづ [画]佐々木久美子

Renta!

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はなれがたいけもの 心を許すposted with ヨメレバ八十庭たづ/佐々木久美子 リブレ 2021年02月19日頃 楽天ブックスAmazonKindle