BL小説 愛を与える獣達(10) 茶柱一号 最新刊の感想レビュー備忘録。

大好きなシリーズです。

最初の「チカ」が異世界に来て

ダグラスとゲイルの番となる、という1巻が秀逸で

その後、三人の間に生まれた、獅子族のケモミミリヒトと

人族のヒカルが可愛く

早産で死にかけて生まれたスイが、なかなか曲者だったりして

チカの「家族」の話は、おっかけてきました。

愛を与える獣達 小さな獣と愛しい世界 [ 茶柱一号 ]

この他に、世界観が一緒で、チカと同郷がこっちにきて番になったり

人魚族とか、色々登場人物が増えて

(本作で10巻だからね)

正直、もうおっかけられない!と思ってましたが

本作で、登場人物一覧が描かれ、相関関係が語られ

とってもすっきりしました!

このシリーズの最初の一巻を

「松基羊」さんが漫画化してますが、それがも~絶品で

我が家の本棚にもありますが(売却しない)

この方が、本作でも挿絵を描いていて、目の保養です。

次回作も、松基羊さんのイラストで読みたいな~。

小さな獣と愛しい世界

可愛くなりたい獣達

南の国は故郷の香り

甘い獣に溺れる夜

番の獣は進化する

チカの番であると同時に

冒険者としてすごい戦力であるダグラスとゲイルは

ある森の平定に駆り出されて、出かけます。

かわいいリヒト、ヒカルとお留守番のチカは

番が側にいない、という寂しさに驚きますが

力ある二人は、無事に帰宅。

ただ、森で死にかけていた獣の子を拾ってきました。

ゲイル曰く、その傷のひどさが

チカを始めてみた時と重なった、ってことらしい。

チカは全力で小さい獣を助け

この子も、獣人には見えないけど知能が高そうで

「ちっさいくん」と呼ぶと答えるので

そのまま、名前がつきました。

チカがちっさいくんの看病で手一杯なので

ダグラスとゲイルが、ひがみます。

チカ欠乏症です。

大人だし、自分たちが拾ってきたし、チカは優しい、ってわかってるから

口には出さないけど、チカの周りをウロウロしてます。

で、チカは、異世界の人だから

ダグラスとゲイルの行動がヘン、ってわからないのね

ここらは、是非本編を購入して読んでみてください。

いい感じです(^^)

最終的に、ちっさいくんは元気になり

リヒトの弟分として、家族に溶け込みますが

野生であれば、森に返さないといけない。

チカは涙ながらも、一緒に森へとついていき

そこで出会ったのは、獣ではなくて神獣の母親でした。

ちっさいくん、神獣だったのね。

よかったね、親のとこの帰れて(^^)

でも、神獣の生育は早く、チカを嫁にする、って人型になったちっさいくんが北ので

ダグラスとゲイルが、牙をむきます。

チカも、ここはきっぱりと断りますが

なら、子供として、というので、モメそうね~

チカが日本食を広めたので南国が潤ったから

招待されました。

途中、凶悪な海の魔獣がでましたが

ダグラスとゲイルが、がっつり退治します。

南国には、昔、チカと同郷だった転生者がいたらしく

温泉を楽しむ文化と

甚平とか着物とか、いろいろありました。

ダグラスとゲイルの浴衣姿が、とってもかっこよかった!

これは、イラストライターさんの腕!!

花火に、前の世界を思い出して涙ぐむチカを

ダグラスとゲイルが、抱きしめてくれるシーンも良かった。

三人での合体は、あいかわらずチカが失神しちゃいますが

愛があるから、いいのです。

って感じで読了。

今回は、メインカプの話だったので、とても好みでした。

おすすめ。

愛を与える獣達 小さな獣と愛しい世界posted with ヨメレバ茶柱一号/松基 羊 リブレ 2022年09月16日頃 楽天ブックスAmazonKindle

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