推しBL。
大好きなシリーズです。
元はBL小説で、全三巻で既読です。
ネタバレ注意
5人の王(既刊ネタバレ)は←こちら。
5人の王 | 推しBL探ブロ (veteranmama.com)
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漫画化版の作家さんは、原作小説の挿絵の作家さんで、世界観はばっちりです。
ただ、一冊にまとまるまで、時間がかかる!
本作で、ついに「王の禁忌」の真実がわかります。
ぶっちゃけると
王と王が愛し合っても、死にません。
ですが、色々不都合な事情が、その時々にあったので
声で人の記憶を封印できる王さまが、いろいろ封印しちゃって
「王と王が愛し合うと死んじゃう」っていうタブーだけが残ったのね。
ってことを、伝えてくれる6巻です
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29~33話+あとがき
表紙は、アジュール王とエール王。
エール王が抱いているのは、愛する紫の花(紫の王が恋人だからね)
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セージは、タイムリープの術がつかえます。
現在は緑の王です。
で、緑の王の支配地で疫病が蔓延しているので
それをどげんかせんといかん、って動いてます。
元は奴隷で、知識吸収の機会がなかったセージは
気持ちだけは優しいし、疫病をなんとかしたい、って気持ちはあるし
王だから権力もあるんですが
も~、役立たず・・。
で、疫病の地に入り込んで、それが自然発生ではなく「策略」だとしり
色々ショックだったり死にかけたりすると
当人の意志に関係なく、ランダムで時を飛んじゃうのね
☆
過去に飛んだセージが見たのは、初代の王たちでした。
全員男で、心を操れる紫の王は、青の王を愛していたけど
青の王には愛する娘がいて、その娘を黒の王が取り上げようとするから
紫の王は黒の王のいうがままになってます。
紫の王は黒の王と交わりますが、だれも王の禁忌を気にしてないのが
セージには不思議でした
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で、失神から目覚めると、そこは疫病蔓延の現世で
セージが助けたかった副官のグリニッジこそが、疫病蔓延計画の実行者でした。
☆
グリニッジは妻子を青の王にころされた男でした。
祖国復興のために、青の王への復讐のために動くグリニッジに
ヒソクの魂の宿ったソーサラーを人質にとられたセージは
自分の首をかっきります
(う~ん。セージが死んでも、人質は殺されるぞ・・?)
☆
出血多量で、再びタイムリープするセージ。
今度は、前王のエールの目の前に現れます。
セージの手には、緑の王の印であるティックチャーがあるのね。
エールは、今の緑の王の様子を訪ねさせると、緑の王は健在で
なら、今この時、緑の王が二人いるんだ・・?って。
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記憶が錯乱しているセージには、過去の初代王たちの気持ちが流れ込んできます。
青の王に、たった一人愛された「テンラン」という女性。
青の王とテンランの愛し合う姿を、好ましく思っていたのに
いつの間にか、嫉妬して苦しむようになった「自分」=初代男性の紫の王
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アジュールの弟のエールが王の時代に飛んだセージ。
エール王を愛して、守っていた兄のアジュールですが、エールは間もなく死んで
アジュールが青の王になると、未来からきているセージは知っている。
そして、アジュールが弟のエールを守りたいように
セージも妹のヒソクを守りたいから
力をつかってアジュールに暗示をかけます
「ヒソクを守って」って
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で、アジュールはヒソク(セージ)を愛しているので
再会できて、ほんとにうれしいのね。
セージも、アジュールに抱きしめられてうれしい。
でもって、王であるセージとキスして体液交換すると
アジュールの失われていく視力が回復してもどります。
で、紫の王と抱き合うことで生還したエール王ですが
王の禁忌を信じているルリが、紫の王を殺して
その蘇生のためにエール王は王の力をすべて注いで紫の王を生還させ
エール王の最後の望みで
エール王って存在自体を消して、紫の王には恋人である自分の喪失を忘れさせ
ルリにも、人殺し、を忘れさせ、という術をセージが大盤振る舞いです。
ってとこで6巻終了。
今までの伏線が、怒涛のごとく回収されていく6巻です。
そして、クライマックスへと!
[著]絵歩 [原作]恵庭
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